好きなジャンルのファッションは、人それぞれ色々あるでしょう。お金がないのにオシャレに目覚め始める中学生や、自我に目覚めて自分らしさを追求しだす高校生、そして若い20代位の女の子位までは、その若さを十分生かして、清々しくて可憐な雰囲気そのままのカジュアルな装いの方が、とても眩しく可愛らしく感じますが、その世代の子は、その世代で、ちょっと背伸びしたいお年頃の様で、どちらかと言うとコンサバでちょっと清潔な色気のある様なファッションをして、大人ぶりたい様です。
でもコンサバ系のスッキリしたアイテムが似合うのは、27、8から30代前半位までの様な気がします。つまりは、一番女盛りの時期で、素材そのものが旬であるがために、シンプルでお洋服自体は左程飾らないコンサバが似合うのだと言う事です。
絶妙な肌の近いベージュなど、この年齢の女性が、さりげなくすっきりした健康的な色気で素肌に付けたアクセサリーなどをちら見せしながら着こなすと最高にいい女度が増して素敵なのですが、こんなシンプルな着こなしも、正直40代に突入すると、ハードルが上がって難しくなってしまいます。だんだん年齢を重ねて来ると、定番ベーシックと呼ばれている黒、紺、ベージュなどの色味が、全然似合わなくなってきてしまいます。ベージュなど特に、若くて肌艶が合って透明感のある人が着ると、とても清潔で色っぽいのですが、年齢を踏まえると、どうも野暮ったくなってしまうから実に不思議です。
そんな時は、若い時に子供っぽいからとあえて嫌煙していたカジュアルなスタイルに原点回避してみるのも、良いでしょう。流行は巡り巡ると言いますが、自分が身に付けるべきオシャレなアイテムなども、同様で、ある年齢に達したら、次なるカテゴリーにどんどんシフトしていくと、気が付けば、若い頃、学生の頃に身に付けていた様なカジュアルなファッションがしっくり落ち着いて見えたりする事もありますし、事実マイナス5歳位は若く見える様に感じます。例えば、チェックのネルシャツや、洗いざらしのダンガリーなど、誰もが合わせやすい物でも、大人だからこそ、ちょっといいブランドの物をチョイスして、若い頃とはまたちょっと違った、上質なアイテムを取り入れる感じを目指してみるのも良いかもしれません。
あくまで流行にはあまり乗っかりすぎず、王道な着こなしを目指すのは、ある意味コンサバティブにも通じるものがあるかも知れません。